TSUNAMI サザンオールスターズフルートで吹いてみた|フルート奏者町井亜衣

フルート奏者の町井亜衣です。

ファンの方から、サザンオールスターズさんの「TSUNAMI」のリクエストをいただきました！夏になると聴きたくなる1曲ですよね。若い子たちにもわかるのかな？（笑）

サザンオールスターズさんの44枚目のシングルにあたる「TSUNAMI」のことを、一緒に知っていきましょう。

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TSUNAMIはサザンオールスターズの44枚目シングル

サザンオールスターズさんは、1978年にメジャーデビューされてから人気のロックバンド。私が生まれる前からなので、私の両親の世代から少し若い層、2018年現在では40～60代の根強いファンの方がいるイメージですね。私の周りの40代の方はサザンさんが大好きな方が多い気がしますし！

2000年に発売されたこの「TSUNAMI」は、そんな大人気ロックバンドのサザンオールスターズさんたちにとっても、記録的な大ヒットとなる作品なんだそうです。オリコンランキングインしたり、日本レコード大賞も初受賞されたり、サザンオールスターズさんたちのこれまでの活動と地道な努力が花開いた作品なんですね…。

2000年といえば、私が東京音大に入学した年ですよ。クラシックにしか興味のない閉鎖的な生活をしていた私ですら知っていたこちらの作品ですから、本当に大ヒット大人気の作品だということを今実感しています。そんな作品をカバー演奏するとは、、、その熱い想いを届けたいなぁと感じました！

TSUNAMIというタイトルによる影響…

2011年、TSUNAMIが発売されてから11年がたったこの年。東日本大震災が起きました。地震による津波の影響で多くの被害があったため、TVやラジオなどのメディア関係では、被災されたに配慮し、この作品を流さない…という風潮があったそうですね。

実はこの時期私はスイスにいたこともあり、日本でTSUMAMIという作品がそのようなことになっているとは知りませんでした。

しかし、その震災から約半年が過ぎたころに、ニッポン放送『勝谷誠彦のこれがニュースだ!』で、「タイトルはTSUMAMIだけれども、作品に罪はない」と前置きしたうえで、OAしたそうです。反響は思った以上にポジティブな反応が多かったそうですね。

その他にも色々な反響があって、作品をつくった桑田さんご本人も言葉を残しているようです。

音楽の力って偉大だと感じる一つの出来事出会った気がします。たしかに被災されたみなさまにとって、「津波」というキーワードは本当につらいものだったと思うのです。けれども、このTSUNAMIの歌詞を見ると、ラブソングなんですよね。人を愛する感情を描いた優しくて暖かいこの作品。私も演奏していて、暖かくて優しい感情になりました。名曲だなと感じつつ、なぜ名曲となったのかも、感覚的に感じるものがありました。

そういうあったかい楽曲が、人の心を温めてくれるはず。けれどそのキーワードはたしかにつらくて、ただそれだけで辛い想いを思い出させてしまうこともある気はする。けれど私は、できるなら、この素晴らしい作品が人の心をあっためてくれることを期待したいと感じました。