フルート上達への近道!練習の秘訣
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フルートをもっとうまくなりたい。プロの人はどんな練習してるのか知りたい…!どんなことを考えて練習しているの?先生は基礎練習をやるようにいうけと、本当に先生もやってるの??
そんな、フルートをもっとうまくなりたい!という、フルート愛好家のみなさまのぶっちゃけ本音にお答えしようと考えていますが、その前に!大前提として大切なことからお話していきますよ。
フルートが少しでもうまくなりたあなた、うまくなるための練習方法の秘訣が知りたい方は、絶対にここから逃げてはいけませんよ!
では、どうぞ!
Contents
どうしてフルートを演奏したいのかを自分自身に問う
あなたがフルートになんらかの方法で出会い、そして今も続けている…。それは素晴らしいことで、きっとあなたの人生を豊かで彩のあるものに変えてくれていると思います。
そんな中できっと、
- フルートが少しでもうまくなりたい、上達したい!
- もっといい音が出せるようになりたい!
- あの曲が吹けるようになってみたい!
- あんな楽器が吹いてみたい!
色々な前向きな気持ちがあると思います。
でも、私はここであえて、「どうやったらうまくなるか」という技術的な事よりも先に、『どうしてフルートを演奏したいのか、しているのか』ということを、あなた自身に問いかけてほしいと考えます。
その理由は以下に書いていきます。
フルートをあなたの趣味として吹く
もし、あなたが、あなたの趣味のためだけにフルートを吹いているのであれば、今あなたがしていることが本当に心から「楽しい」のかどうか、是非自分自身に聞いてみてください。
そして、あなたがもしも、「自分自身の楽しみのためにフルートを演奏しています」ということが明確なのであれば、それを、あなたのフルートの先生にはっきりと伝えることも大切です。あなた自身の「人生を楽しむ」という部分と、「フルートを演奏すること」の両方を同時に満たすことができるようになるからです。
それは非常に素晴らしいことで、あなたのフルートや音楽に対する楽しみは誰からも邪魔されるものではなく、人生を彩り豊かにしてくれるものとなります。
しかし、自分自身の楽しみのためだけにフルートを吹いていたとしても、人前で演奏したり、発表したりする機会を持つことを忘れず、チャレンジしてみてほしいです。
やはり、人前に立つと緊張したりなどもあります。しかし、あなた自身が自分の意志を持って選んだフルートという楽器で、あなたが楽しい!と思う音楽を演奏しする時に、同時に技術的な事への探求心だったり、音色についての考察ということにも、フルートを演奏する時と同じように楽しんでほしいと思います。
フルートを人前で演奏すること
もし、あなたにとって重要な要素として、人前でフルートを演奏することが挙げられるのであれば、ただ吹くのではなく、「何かを伝える」ということを明確にしておくことが大切です。
あなたのフルートの演奏を録音し、実際にフルートを演奏しているときに、あなたが「表現しようとしている具体的な事」が表現できているのかどうかを確認することもできるでしょう。第三者の耳を持とう、とはよく言われますが、録音はそれを助けてくれます。
お客様の前でフルートを演奏する機会がある場合には、動画でモニタリングすることもおススメします。今はスマートフォンで気軽に撮影もできますし、自分自身でモニタリングして演奏や立ち居振る舞いの確認をする分には十分です。自分自身をレッスンする感覚を持って、可能な限り客観的に自分の演奏を見直してみましょう。少し批判的になってみても役に立つかもしれません。
フルートをアンサンブルで演奏すること
誰かと一緒に演奏をするような、アンサンブル・吹奏楽・オーケストラなど…そういう活動があなたにとって重要だと感じるのであれば、団員を募集している団体を探すこともいいですが、自らメンバーを探し、アンサンブルを組んでみることも非常に素晴らしいことです。
身近な仲間でもいい、一緒にいつか演奏してみたいと思っていた人、実は周りにいませんか?もしかしたら、特殊な楽器編成のアンサンブルになってしまうかもしれません。そうすると、なかなかいい作品が見つからず、レパートリーで苦しむかもしれません。
でも、そんな時は臨機応変に、あなた自身や仲間と共に、その楽器編成に合ったアレンジに挑戦してみることも素晴らしいことです。あなたの可能性を広げてくれるでしょう。
フルートをプロの演奏家として演奏したい
プロのフルーティストとして演奏活動をしたい…。そう考えるのであれば、忘れてはいけないことがあります。
一日の練習を始める前に、それこそ目が覚めた瞬間から、「あなたがやろうとしていることは、少なくともプロの演奏家にとって本当に重要で必要なことなのか」ということを問い、見極めていく必要があります。これは、あなたの先生からの指摘や指導という部分からはいったんはなれて考えるべきです。なぜなら、あなたは「プロ」になりたいのだから、「プロとしての考え方」を身に着けていく必要があるからです。
その他に、あなたがこれからチャレンジし、経験していくであろう数々のコンクールや講習会などで、多くの素晴らしい先生であるフルート奏者たちに出会っていきます。その時には彼らに、そこでえた結果や経験などが、音楽家人生の中の一つの区切りとなるのか…を訪ねてみるといいかもしれません。
得られる答えやアドバイスがすっと納得のいくときもあれば、そうではない時もあるかもしれません。いったんは自分自身の中に受け入れるということをしてほしいと願いますが、感情がそれを許さないときもあるでしょう。
そこには、あなたが学ぶべきポイントが眠っているときもあるでしょうし、逆に自分自身の心の声に気付かされることもあるでしょうから、全てにおいて無駄なことというのはありません。
おわりに
ここまでのお話で、あなた自身がフルートをどうして演奏したいのか、そしてどのようにフルートと関わっていきたいのかを明確にすることが大切ということが分かったと思います。ここの想いが決まっていない状態で、次に進むということはありませんので、はっきりしなかった方は今一度最初に戻って読み返してみてくださいね。
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