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フルート留学 フランス・パリで音楽留学【よくあるトラブル-メトロ編】

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花の都フランスはパリ!憧れていた街へ音楽留学!

しかし、住むとなると、理想や憧れだけではない部分にも直面することになります。

日本では起こらなかったようなトラブルなんかもたくさん!

今日は、生活の中にあるトラブルの中から、地下鉄「メトロ」でよく起きるトラブルについて書いていきます。

Contents

ストライキ

メトロやその他の公共交通手段は、RATP(Régie Autonome des Transports Parisiens)が管轄運営しています。

そして、RATPがストライキをすることになると、当然、管轄下の全ての交通機関に影響が出ます。

 

秋から冬にかけて多く行われ、短いと1-3日、長いと3週間ほど続くこともあります。

寒い時期にやられると本当に辛いですよね…。

 

ストライキ中の電車の本数はというと、

『通常の5本に2本』

『通常の3本に1本』

などという表記になります。

 

もともと時間に正確には動いていものなのに、このぐらいざっくりした表記になってしまいます。

当然、何時に来るかも全然わからなくなるので、時間の約束は守れなくなりますね。

 

そんな時でも仕事に行かなければならない社会人は、車やバイクで出社するのですが、道路はひどい渋滞になります…。

 

私は、よっぽどの予定以外は諦めてリスケするようにしていましたね。

必死に学校に行っている友達もいましたが、行けたところで帰ってこれるかどうかもわからないのです。

 

何時間もかけて、途中で止まる可能性もある電車に乗って…。途中で止まられたら、次の駅などまで歩かなければなりません。

あ、今私、当たり前の様に『途中で止まる可能性がある』と書きましたが、そうなんですよ。

ストライキ中は特に、唐突に、『もうこの電車この先に行かないから降りてください』というアナウンスが流れたりします。

(実は、ストライキ中じゃなくても時々起きます・・・)

 

普通なら30分で着くところを3時間かかった…などは、ストライキ中はあたりまえです。

それでも着けてよかったね、という感じです。

 

レンタサイクル ヴェリブ Velib’ がパリ市内とその近郊には沢山あるのですが、こういう時はみなさんが使います。

自転車が置いてないスポットもあれば、置く場所がないほど満車のスポットも出てきてしまいます。

自転車をみつけることも、たとえ見つけたとしてもたどり着いた最寄りのスポットに留めることもなかなか大変です。

 

個人的なBESTは、やはりもう諦めて出かけないことですね。

 

パリのメトロ ストライキ体験談

大学時代の先輩が、2月ごろに遊びに来てくれたことがありました。

雪が降る季節で、年間を通して一番寒い日が多い時期です。

 

1週間ほど観光を共に楽しんで、日本へ帰国する日。

なんとその日から、RATPがストライキをスタートするという告知がありました。

 

その日はエルメス本店に行ってから空港に向かうという予定にしていました。

今日日本に帰国するわけだし、なんとかしてお買い物はさせてあげたい。それに空港までもなんとか連れて行かなきゃ!

どのようにしたらこの予定を制覇できるのか、色々試行錯誤しました。

 

ひとまず早めに家を出て、試しにメトロに乗れるかチャレンジしてみようということになりました。

最寄り駅に行ってみると、まず、改札がロックがかかっていません。

そう、ストライキの時は、無賃乗車してOKなんですよね。

(OKと言うと語弊があるのかもしれませんが、通常営業していない状態なので、取り締まって罰金徴収をするコントロールも不在なのです。)

 

どのくらいメトロの本数減っているのかな~?と、表示を確認すると、20分に1本というペースまで本数が減っていました。

ということは、20分後には来ないってことです。これは、フランスあるあるなのですが、通常の時でも予告した時間通りにはほぼ確実にこないのです。

ということは、こんな時はそれ以上遅れると考えるべき。

 

こんなところで待ちぼうけして時間を無駄にするわけにはいかないので、おとなしくタクシーに変更。

10分もしないでお店に着くことができました。

平日の日中だったこともあってか、道はガラガラでしたね。

 

お買い物を済ませ、その後も店の前に止まっていたタクシーに乗って速やかに帰宅。

荷造りを完成させ、さて、どうやって空港に行こうか…と考えました。

 

  • 通常であれば、RATPのB線に乗るのが一番安上がり。10,30€
  • オペラ座近辺から出ているRATPの空港行きのバスも安い。12€
  • それ以外だと、エールフランス航空の、凱旋門から空港行きのバスか、モンパルナスタワーから空港行きのバス。LE BUS DIRECT。17€
  • もしくは、タクシー。40-60€

 

当時の私の家からだと、凱旋門からでているエールフランスのバスに乗るのが、一番乗り換えも少なくワンストップで空港まで行けるしスーツケースも預けられるので便利。

そしてお財布にも優しい、という状況でした。

 

しかし、凱旋門のあるEtoile駅まではメトロ6番線に乗る必要があり、もちろんストライキ中。

Etoileまでタクシーで行ってそこからエールフランス航空のバス、ということも可能でした(そうすれば空港までタクシーに乗るよりは安上がり)

 

しかし、メトロRATPがストライキをするときは、付随して郵便局 la postや、航空会社もストライキを起こすことが多いのです。

ということは、Etoileまで行ったところで、エールフランスのバスが来ない、もしくは遅れている可能性もありました。

 

調べてみると、RATPのストライキの影響からか、エールフランスのバスも遅延している様子でした。

ここは、背に腹は変えられない…。ということで、タクシーで向かうことにしました。

 

自宅近くに常にタクシーが横付けされているホテルがあったので、そこから空港までタクシーで。

いつもよりは渋滞していることもあってお値段も少し上がりましたが、無事余裕を持って空港に着くことができ免税手続きをしてチェックイン。

無事日本へと向かう飛行機に乗ってもらうことができました。

 

お買い物と空港に連れていくという任務を無事果たせてホットしているのも束の間…。

ここからわたしはどうやってパリに帰るのか…。

 

実は、その日はピアノ合わせの約束があったので、ピアニストの家に向かうにはRATP管轄のオペラ座へ着くバスに乗れれば一番都合がいいという状況でした。

ピアニストさんも、ストライキのことと空港に見送りに行っている事などの事情もわかってくれていたので、そのバスを待つことにしました。

 

しかし、バスの時刻表は当然機能していない状況です。いつもなら掲示板に表示される、到着時刻予想の掲示板も真っ青。

 

結果、真冬の2月寒空の中、雪が降る中、空港のバス乗り場(ベンチなどもナシ)で2時間も立ったまま待つことになりました。

そのバスに乗ってオペラ座までは通常であれば40-60分なのに、結局2時間以上かかりました。

 

なんとかピアニストの家に着いた時にはもうヘトヘトで、フルートを吹く元気なんてないわ~という状態でした…・

 

本当に半端ないんです。日本にはストライキないですからね…。やっぱり、ベストは諦めて家から出ないという選択をすることだと思います。

 

メトロ内でのスリ

フランス・パリでは、『スリが仕事、生業』としている方たちがいるんですね。

プロですから、その子供たちもしっかりプロとして仕込まれています。

 

メトロ内のすりでよくあるのは、子供集団に囲まれ、慌てているうちにカバンの中からお財布を盗まれてしまうということ。

私はあったことないのですが、目撃したことはあります。

 

パリのメトロ スリ未遂目撃!

フランス人ご夫婦が、それぞれベビーカーを1台ずつ、合わせて2台押しながらメトロに乗ってきた時がありました。

そこに、子供たちが5.6人、一緒にわぁーっと乗ってきたんですね。

 

その時、ご主人の後ろにぴったりとくっついている女の子がいました。

 

これはスリなの?

それともただの子沢山なのだろうか??

 

ジャケットのポケットを狙っているのか、ただのパパが大好きでくっついているだけなのか、わかりませんでした。

 

そんな事を頭がよぎった瞬間、ご主人は気づいてその子供を追い払いました。

スリに失敗した子供たちは、舌打ちをして去って行きました…。

 

これ、ものの2.3秒の出来事です、

目の前で見ていながらも、何も助け舟を出せなかったんですね。

それを目撃したのは、パリに住んで6年目でした。

 

よく、日本人観光客は狙われやすいと言われていますが、確かに狙われると思うし、狙われてしまった時に気づけない可能性は非常に高いと思いましたよ。

6年住んでいた私でも、一瞬目を疑って迷ってしまうくらいなのですから…。

 

対策

メトロの中に関わらず狙われないようにするには、現地に住んでいる人のように見せるのが一番です。

でも、実際には雰囲気やオーラで分かってしまうんですよね、観光客だってこと。

 

住んで間もない人だということもわかります。

これはどうしようもないです。長く住めば済むほど、初々しい人は非常に分かりやすく感じましたから。

 

なので、「狙われるかもしれない」、という前提で対策をするのがいいとおもいます。

とにかく、貴重品は危ない場所にいれないこと。

 

日本のように、チャックで閉まらないバッグ全開でメトロに乗ったり、長財布をお尻のポケットに入れたり、斜めがけのバッグを背中側にまわしていたり…。

そんな事をしていたら「取ってくださいね♡」と言っているようなものです。

 

貴重品の管理は本当に気をつけてくださいね。

そして、もしも狙われてしまった時は、状況にもよると思いますが、無理に取り返すなどはしないほうがいいかもしれません。命の危険がある場合があります。

お財布のお金くらい諦めた方が安心な場合もありますからね…。

 

パリのメトロ ひったくり

これも、日常的に普通に起きているようですよ。メトロ内でのひったくり。

バッグ、そして携帯が狙われやすいです。

 

バッグはなんとなくわかると思うのですが、携帯もひったくられるんですよ。

これはなかなか日本では聞かない事なのではないでしょうか。

 

私たち日本人は携帯を使うことに慣れているし、今はほとんどの人がスマホですよね。

日本では、お友達とカフェでお茶する、なんて時も、机の上にポンと置いておくし、そのまま席を立つなんてこともありますよね。

 

そんなことをフランスでしたら、一瞬で盗まれますよ。

テーブルに置いたまま席を離れたら当たり前ですが、座っていて机にスマホを出している状態でもひったくられます。

 

同じように、メトロの中でもひったくられます。

 

パリのメトロでiPhoneひったくられた!

友人が、iPhone をメトロの中で使っていた時のこと。

 

ずっと気をつけてちゃんと握りしめていたそうなのですが、一瞬「今何駅かな?」とよそ見をしたそうなんですね。

その瞬間にかっさらわれて、メトロをダッシュで降りて全速力で走って行ってしまったそうなんです。

必死に追いかけたけど捕まえられず…。

 

すぐにメトロの警備室に行ったそうなのですが、犯人も自分も防犯カメラにバッチリ映っていたそうです。

その時警備員が言っていたのは「この人常習犯だ」とのこと。それまでも何度もビデオに撮れているんですね。

それでも、こういうものは現行犯でないと捕まえるのが難しい…。

 

携帯をなぜ盗むのかというと、高額で販売されるからです。

本当に気をつけてくださいね。

 

女性が狙われる事件

これも、悲しいことに多発しているそうです。

実際に被害に遭ったという話は周りの人からは聞いたことはないのですが、もし被害に遭っていても声を大にしていう人もなかなかいません。

 

これは、夜の時間帯、停車駅の少ない電車に乗っている時に多く発生しているそうです。

RARって、少し車内が暗かったり、治安のよくないエリアを長く走ったりします。

あとは、やはり治安のよくないエリアのバス内など…。

暴行事件も同じあたりで多く起きるようです。

 

とくに日本人女性は、NOと言えない人種だと思われていたりすることもあるので気をつけておいて損はないと思います。

 

  • 出来るだけ夜はそのようなエリアに行かない。
  • 電車に乗らない。
  • タクシーにする。
  • スカートははかない。
  • 観光客のお客さんの近くに座る…

などなと、色々工夫はできるかと思います。

 

まとめ

普通にしていたら、事件が起きることの方が少ないのですが、それでも日本に暮らしているときよりも「すぐそこで起きているかもしれない」し、「次は自分の身に起きるかもしれない」と思っていた方がいいと思います。

そうすれば、生活の中でもちょっと緊張していることができます。

 

どことなく警戒している人には手を出しにくいものです。

 

フルートを持って音楽留学しているので、フルートが狙われる可能性もあります。

日本で持ち歩いているときのように背中に斜めにかけてそのまま・・・なんて絶対しないでくださいね。

 

ストライキに関しては、こちら側は何も手のほどこしようがありません。

しかし、ひったくりやスリ、事件などに関しては、万が一遭遇してしまった場合は警察に出向くようにしたほうがいいですね。

 

フランス・パリの生活 メトロ編

メトロを含む公共機関の乗り物の種類、料金などについてまとめています。こちらも合わせてお読みください。

 >>>フルート留学 フランス・パリで音楽留学【メトロ編】

 

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