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リングキーとカバードキーのフルート
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こんにちは。フルート奏者の町井亜衣です。
今回は、モダンフルートにおける、リングキーとカバードキーのことを書いていきたいと思います。
Contents
フルートは木管楽器
フルートは元々は木でできていた楽器なので木管楽器に属します。
今は、銀・金・プラチナなどで作られているものがほとんどですが、木製のものもあります。
トラベルソという、木でできていて穴が幾つか空いているだけのシンプルな楽器に、金属のメカニズムが少しづつ増やされていき、今の「ベーム式のモダンフルート」に改良され、木製から金属製に生まれ変わりました。
ここは、フルートの歴史の中でイノベーションだったのではないかと思います。
リングキーとカバードキーの習慣
その中で、リングキーとカバードキーという、2種類のキーの種類が生まれました。
カバードキーを初心者に提供する習慣があるのは日本だけなのでは?という感覚があります。
いろんな国に行きましたが、カバードキーの方が珍しいという印象です。
リングキーは、言葉の通りキーの真ん中に穴が開いています。
リングキーとカバードキーのメリットデメリット
リングキーは、音の抜け感が優れていて音程も安定してきます。
デメリットとしては、きちんとキーを塞げないと音が出ないことでしょうか。
このことは、メリットでもあるのです。
正しい構え方をしないと音が出ないからですね。
ですが、極端に手が小さかったりするとリングキーは扱えなかったりもします。
その理由が一番大きいのかと思いますが、日本で吹奏楽などの部活でフルートを始める時は、カバードキーでスタートする方がとても多いです。
フルートの個人レッスンでスタートする時でも、カバードキースタートの方が多いですね。
2本目の楽器として、リングキーのフルートにチャレンジするという方が多い気がします。
(私は、極端に手が小さいということがなければ、最初からリングキーで慣れることをお勧めしています。理由があるのですが、それはまたの機会に。)
*
プロでもカバードキーを使われる方ももちろんいらっしゃいます。
そこは、音色の好みですとか、楽器の好みですね。
私は、自分の手元に届いたものがリングキーだった時は、なんだかかっこいい気がして嬉しかったのです。
フルートをやっている人あるある的なものですが、「リングキーってなんかカッコいい憧れ」だったわけです。
おまけ:フルートって折りたたみなの?
フルートのケースを見て、「フルートって折りたたみ式なんですか?」と聞かれることがたまにあるので、私の愛用フルートのケースの中をお見せしますね。
こんな感じで3つに分かれていて組み立てて使用します♪
●町井亜衣音楽レター
「きみ初心者?」と言われるような状態から、17歳という遅いスタートで音楽の道を目指し、現在は大好きなフルートと音楽に囲まれて生きています。今回、あなたにそのストーリーを特別に公開します。
フルーティスト 町井亜衣
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