フルート初心者・フルートの構え方
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フルートは、横に構える楽器だし、構えた時に楽器が自分で見えない唯一の楽器です。
そう、バイオリン、チェロ、クラリネット、サックス、トランペット、etc…色々な楽器がありますが、演奏中に自分で吹いている楽器を観ることができないのは、フルートだけなんですよ!
というわけで、視覚的に構え方をなおすのが難しいのです。
構え方を治すのには色々な考え方がありますが、その一つを今日はご紹介したいとおもいます。
Contents
フルートが右下がりになってしまう原因とは?
フルートお悩み相談として、『吹奏楽部で演奏しているのだけれど、楽器が下がってしまう、顔が傾いてしまう』というものが多くいただいていました。
色々な要因が考えられるのですが・・・
楽器が下がってしまう事にも理由があります。
吹奏楽であれば、椅子に座って演奏していると思います。
その時の座っている姿勢をまずは確認してみてほしいんですね。
まずは、骨盤が寝てしまって尾てい骨で座っている可能性があります。
お腹が引っ込んでしまって、背筋がまがって丸くなっているような状態の姿勢をしているかもしれません。
こうなっていると、必然的に肩が丸まって内側にはいっていきます。
自然と楽器は下がってしまいます。
フルートの持ち方
フルートを姿勢よく持つためには、
- 骨盤を立てて
- 背筋を伸ばして
- 肩甲骨を寄せるイメージで胸を開く
ということを気を付けていくといいと思います。
詳しく話していきますね。
フルートを構えるときには骨盤を立てる
骨盤が寝ている状態だと、当然ですがそれより上にある背骨や頭蓋骨などは安定しません。
土台となる骨盤をまずはちゃんと立てて椅子に座りましょう。
立って演奏する時も一緒です。しっかり骨盤は立てて、寝すぎていたり腰をそり過ぎていたりなどしないようにします。
フルートを構えるには背骨は骨盤の上に
骨盤がしっかりと立てることができていれば、その上にのっかっている背骨は、自然とすっと上に伸びるような位置に置けるとは思います。
フルートを構えるのに胸を閉じてはいけない
骨盤がしっかり立っていて、その上にしっかりと背骨がのっかっている状態であれば、自然と胸を開く状態になるとはおもいますが、肩が内側に入って閉じていたとしましょう。
きっとそのような状態だと、のどが絞まってしまうと思います。
真逆の状態だったら・・・
骨盤が倒れていて、背筋が曲がっていて、肩が内側に入っているのに、無理に楽器を上に上げようとしたとしましょう。
それだと、腕で無理やりフルートを上に上げている状態になりますから、非常に腕を疲れさせてしまいますし手にも負担がかかりますので、腱鞘炎になったり・・・などの可能性があります。
フルートを正しく構えるには、骨盤からの姿勢を見直すこと
まずは、腕を上げるとか下げるとかではなく、きちんとした姿勢で椅子に座ることができているか、確認してみてください。
上記の3点を意識して直すだけで、フルートをまっすぐに構えることができるのですが、見た目的にも『上手そう』に見えるんですよ~!
それだけでなく、お腹の支えから息が通る喉などもまっすぐいっぽんになりますし、音をお腹で支えることもやりやすくなります。
骨盤が倒れていたら、お腹で音を支えることは絶対できませんからね~!
音も遠くに飛んでいくようになりますし、楽器もしっかりと響いて鳴ってくれるようになります。
フルート独特の構え方
他の楽器、例えばクラリネットは縦に構えた時に楽器が安定するように、右手の親指のところに引っ掛けるところがありますよね。
でも、フルートにはそういった部分が一切なく、横に構える上に構えた楽器が自分からは見えません!(しつこいようですが!)
視覚をつかって姿勢を気を付けるには、鏡を使うしかないのです。
なので、感覚的に『良い姿勢』を掴めるようにしていかないと、右下がりになりやすい楽器ではあります。
フルートの構え方 まとめ
フルートを構えた時に、極端に上がっている状態はあまりよくないです。極端に右下がりなのもよくないです。
アンブッシュアの位置にもよるのですが、基本的には地面と水平、もしくは少しだけ右下がりな状態で構えられるのがベストだと思います。
- 骨盤を立てる
- 背筋を伸ばす
- 肩甲骨を寄せるイメージで胸を開く
そして、地面と水平、もしくは少しだけ右下がりの状態に構えられるように気を付けてみましょう!
フルート初心者向け フルートの構え方 【YouTube】
YouTubeの動画にもUPしてみましたので、合わせてご覧くださいね!
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