【フルート初心者むけ】フルートの正しい組み立て方
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フルート奏者の町井亜衣です。
意外に知られていない「フルートの正しい組み立て方」について、今日は書いていきたいと思います。
吹奏楽やオーケストラなどの部活で演奏している子は特に、9割くらいは間違った手順で組み立てていますね…。
今日から正しい方法で、フルートを組み立てていきましょう!
Contents
フルートを組み立てる前に
よく、フルートのケースを見た方に「そんな小さいところに収まっているんだね!折り畳みなの??」と質問されます(笑)
フルートは横に長い楽器ですが、3つのパーツに分かれて楽器ケースに収納しています。
それを組み立てていくわけですが、最初に部位の名前をお伝えしていきます。
- 頭部管
- 胴部管
- 足部管
この3つのパーツを組み立てていきます。
よくある間違ったフルートの組み立て方
よくあるのが、1の頭部管と、2の胴部管を最初に組み立てることなのですが…。
ここから組み立てるのはよくありません…。NGです!!
フルートの正しい組み立て方1
まずは、胴部管と足部管を組み立てます。
注意することは「キー」をぎゅっと握らないこと。
そして、ぐりぐりと接続部分を行ったり来たりさせながらつないでいくこともNGです。
キーのない部分を持って、一方向にすっと回して組み立てます。
キーをぎゅっとにぎって組み立てると、キーの後ろにある「タンポ」という部分に無駄な力が加わります。
このタンポは消耗品ですし、かなりデリケートなので、楽器の調整がそれだけでくるってしまうことがあります。
ぐりぐりと接続しないのは、金属と金属がこすれ合うので、削れてしまったりすることや、接続部分にゴミなどがあると傷が入ったりすることを防ぐためです。
余計な力もくわわり、ひどい時には接続部分がゆがんでしまうことも…。
大切に組み立ててくださいね。
フルートの正しい組み立て方2
1で組み立てたフルートを縦にしてキーのない部分を持ちます。
そこに、頭部管を、やはり一方向に回しながら差し込みます。
縦にして組み立てるのにも理由があります。
横に長いフルートを縦にすることで、周りのモノや人にぶつかることを防ぐことができること。
そして、一方向に回しながら組み立てやすいことがあります。
フルートの組み立て方:まとめ
- 胴部管と足部管を、キーのない部分をもって1方向に回しながら組み立てる
- そのフルートを縦にしてキーのない部分を持ち、頭部管を1方向に回しながら組み立てる
これが正しいフルートの組み立て方です。
ただ繋げればいい、というわけではないですし、こうすることで不慮の事故を防ぐこともできます。
楽器の痛みも防ぐことができますので、是非今日から実践してみてくださいね。
【動画】フルートの正しい組み立て方
動画でも説明しています。
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